リフォームとリノベーションについて

「リフォームとリノベーションってなにが違うのでしょうか?」 
実は、リノベーションとリフォームともに国で定められた明確な定義はありません。 
リフォーム会社、リノベーション会社が、それぞれの解釈で使い分けているのが現状です。 
どちらの言葉で表現しても間違いではないのですが、住まいに手を加える時の意図や目的で使い分けられています。 

リフォームとは?

リフォームは、内装・外装や設備を新築当時の状態に戻したり、汚れや傷みを直したりする「元に戻す/修繕」の意味合いでつかわれる言葉です。

一般的に「リフォーム」とは、老朽化した建物を新築の状態に戻すことをいいます。
工事の範囲も比較的小規模なものが多く、色褪せたクロスの張り替え、外壁の再塗装、畳とふすま紙の交換、キッチンやトイレ設備の修復などが代表的な工事内容の例です。

マンションやアパートの場合には、入居者が退居した後、その入居者の住む前の状態に戻すことを指す場合があり、原状回復ともいわれてたりしています。

主なリフォーム内容

クロス・壁紙の張り替え

壁の汚れ・破損が気になる、部屋の雰囲気を変える以外にも、壁紙には防汚・消臭など、様々な機能が備わっています。色やデザインだけでなく、機能も考慮した上で壁紙を選ぶこともできます。

介護用トイレリフォーム 

トイレ器具だけでなく、手すりの取り付けや床の段差をなくす、床材をクッションフロアにする、開き戸を引き戸にするなどの工事があります。また、介護保険の適用範囲です。

畳からフローリングへ

畳の劣化や、生活様式の変化・掃除のしやすさからフローリングやクッションフロアへ張り替えが可能です。撥水性にも長けているため、飲食物がこぼれたときにも比較的簡単に拭き取ることができます。

保温浴槽・カラリ床 

バスルームの天井・壁・洗い場に保温材をプラスしてヒートショックを防ぎます。保温効果に優れた浴槽は、家族が多く入浴頻度が多いご家庭には、ランニングコスト的にもとてもお得です。

外壁・屋根塗装

住宅そのものの寿命を伸ばすためには、外壁・屋根のリペアは欠かせないものです。外壁は汚れや傷みを放置すると徐々に隙間風や雨漏りが起こることは珍しくありません。これらはリフォームによって解消・予防が可能です。

原状回復工事

賃貸マンション・アパート等の原状回復工事・改装工事・内装リフォームを承っております。 ローコストでスピーディーな原状回復工事を行うことが可能になります。

リノベーションとは?

リノベーションは、間取りを変える、内装を自分の好みに合わせて一新するなど、「つくり変える/改修」の意味合いでつかわれる言葉です。  
  
リフォームが「汚れたり傷んだり、マイナスになった部分を元のゼロの状態に戻す工事」であるのに対し、リノベーションは「デザイン性を含め、新たな付加価値をプラスする工事」です。  
  
例えば、仕切りの壁をなくして、広々としたリビングダイニングキッチンにしたりすることなどが「リノベーション」に該当します。  
  
リノベーションでは住まいの空間をよりデザイン性の高いものに改良したり、住環境を現代的なスタイルに合わせて間取りや内外装などを変更したりすることなどが含まれます。 

主なリノベーション内容

間取り変更

ライフスタイルの変化に合わせ、間取り変更。使いにくくなっていた和室を取り込み、1LDKの広いダイニングに。また、床暖房も設置し、過ごしやすい空間へ。

シューズインクロゼットの設置 

玄関に設置される靴を収納するためのスペースです。大量の靴やコート、傘などもしっかり収納。また、スポーツ用品やアウトドア用品、ベビーカーなどを収納できるタイプもあります。 

築古マンションのリノベーション

「新しさと古さの融合」を実現し、古く使い勝手が悪くなっている部分を取り除き、内装・間取りを変え、良いところを残したリノベーションを施すことが出来ます。

増築

居住スペースを広げるため、既存の2階のルーフバルコニーを室内に取り込み、広々とした空間に一新。建築確認申請をして、増築をしています。 

キッチンスペースの拡張

キッチンをアイランドのシンクカウンターとL字型キッチンを組み合わせ、使いやすさと開放感を両立。オーブンや食洗機、ごみ箱もビルトインに。短い動線で効率的に料理ができるよう設計しました。

配線・インナーサッシ

オール電化にするため、壁内に配線ダクトスペースを造作。壁掛けTVに設置でも配線が見えずスッキリ。さらに暑さ・寒さ対策として全室にインナーサッシを入れるなどワンランクアップした上質な空間へ。